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鳥 [映画・ノンジャンル]

「朝4時に起きて・・」なんて言ってる側から起きれない。寒いよー。
駅までの道、今日の11時にやっと来るゴミ収集車を待つ年始年末の溜まりにたまったゴミ袋たちのまわりを、4.5羽のカラスが飛んでいる。ゴミをつついて中をあさっているカラス。意味もなく電線から道路へ降り立つカラス。恐くて、道路の反対側に移動する。でもそちら側にもゴミ袋は置いてあるので、カラスの動向を気にしながら、ビクビクと通り過ぎる。
大学に着き、ヒッチコックの最後の授業。扱う映画はタイムリーに『鳥』。S先生は小さい頃『鳥』を観てトラウマになったんだそうだ。そう考えてみると私もカラスを見るだけで襲われるような気がしてしまうのは『鳥』のせいな気がする。カラスは確か人間を襲わないこともない気がしたが、でも実際に襲われたことなんて皆無なのに。バサバサと飛ぶカラスを見ただけで湧いてくる恐怖は、ヒッチコックが作り上げたものなのだろうか。「娯楽」であり「現実からの逃避」である映画がそんな風に人々の無意識に影響を与えるなんて。
帰り、今度は駅のホームで4.5羽のハトを発見。ハトはたまに見かけ、いつもバサバサと意味もなく飛んでいるのだが、今日に限ってみんな首をすくめたままじっと動かない。ぱっと見、頭のないハトみたいで不気味。どうしたんだろう、単に寒いのだろうか。
鳥の襲撃に備えて早足で帰宅。

鳥

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD


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