SSブログ

STAY/マーク・フォースター [北米・南米映画]

『バタフライ・エフェクト』も好きだったし私はこういうジクゾーパズルを組み立てていくような謎解きの面白さがメインの映画はわりと好き。でも『マルホランド・ドライブ』やソン・イルゴンの『スパイダー・フォレスト/懺悔』をあまり買わないのは、やはりシナリオライターがラクをし過ぎているような気がしてしまうからだろう。という観点ではこの映画はビミョー。
登場以来目を吸い寄せられてしまったのは自殺願望のある青年ヘンリーを演じたライアン・ゴズリングで、どこかで見たことがあると思っていたら『16歳の合衆国』の主人公を演じていたのだった。あれも複雑でいわくつきの役柄だったが、私は賛否両論に分かれたあの映画がとても好きだったのだ。俳優の才能が出演する作品を選ぶことも含まれるとしたら、たいした才能だと思う。それでなくとも彼以外の役者がヘンリーを演じたとしたらもっと薄っぺらいドラマになっていたのではないか。
謎解き自体は「わからなかった」というほどではないが、私はナオミ・ワッツに関する謎が結構どかんと残ってしまった。おすぎの言うように、「もう一度観ると新たな解釈で観れる」かもしれないな、とは確かに思わせる。「号泣する」かどうかはわからんけど。どちらにしても、お金を払ってももう一度観たい映画など本当に稀なのでそういう意味では新しいかも。映像も美しくスリリングなので初日なのに結構空いていたけど私はお勧めします。でも入り口付近でぴあの取材に掴まっていた人は結構辛い点をつけてたなぁ。やっぱり映画に結末やカタルシスを求める人はあまり納得いかないんでしょうか。

16歳の合衆国

16歳の合衆国

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2005/03/11
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。