アジア映画で<世界>を見る [アジア映画]
作品社より「アジア映画で<世界>を見る-越境する映画、グローバルな文化」(夏目深雪、石坂健治、野崎歓編)が刊行となっています。1)3.11後の日本の、映画/映像の現場、上映や批評の変化を捉える、2)「アジア」を従来の「アジア」の枠組みではなく、「世界」を考えるツールとして捉える、という二大命題のもと、日本とアジア映画の関わりを問うたり、ジャンルとアジア映画の関わりを考察したり、演劇など他ジャンルからアジア映画を照射したり、と様々な新しい試みをしています。
「アジア映画」紹介の王道をいったのが既刊「アジア映画の森-新世紀の映画地図」だとしたら、「アジア映画」そのものにそれほど興味はないけど、「アジア」や「映画」には興味がある、という方にも面白く読んで頂けるような本を目指しました。
冒頭の拙稿である序文が、比較的全体のコンセプトやおのおのの論文やインタビューの紹介をコンパクトにしていると思うので、ぜひ本屋などでお手元に取って、ご一読頂ければと思います。
或いは、本の中では若干異色となりますが、「3.11以後の映画の視座」という座談会は、3.11を表象した映画や演劇を比較しています。さらに、イスラエル映画の上映/上演の是非というようなことまで話を広げ、表象不可能性や倫理の問題などを討論しています。映画製作、上映、批評に関わる人のみならず、演劇を始めとし芸術一般に関わる方には、興味を持って頂けるようなものになっていると思います。
「アジア映画」紹介の王道をいったのが既刊「アジア映画の森-新世紀の映画地図」だとしたら、「アジア映画」そのものにそれほど興味はないけど、「アジア」や「映画」には興味がある、という方にも面白く読んで頂けるような本を目指しました。
冒頭の拙稿である序文が、比較的全体のコンセプトやおのおのの論文やインタビューの紹介をコンパクトにしていると思うので、ぜひ本屋などでお手元に取って、ご一読頂ければと思います。
或いは、本の中では若干異色となりますが、「3.11以後の映画の視座」という座談会は、3.11を表象した映画や演劇を比較しています。さらに、イスラエル映画の上映/上演の是非というようなことまで話を広げ、表象不可能性や倫理の問題などを討論しています。映画製作、上映、批評に関わる人のみならず、演劇を始めとし芸術一般に関わる方には、興味を持って頂けるようなものになっていると思います。
アジア映画で〈世界〉を見る――越境する映画、グローバルな文化
- 作者: 石坂 健治
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2013/12/26
- メディア: 単行本
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